おもてなし武将隊って、何者?

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先週訪ねた長野県の上田城で、偶然筆者は真田幸村率いる真田十勇士に出会った。もちろん本物のワケはないのだが、服装のみならず言葉遣いまで、ものの見事になりきっているので、彼らが上田城を無料でガイドしてくれるというイベントに参加してきた。

実は… 以前にも筆者はこの「おもてなし武将隊」のお世話になったことがある。舞台は新潟県上越市にある春日山城跡。そう、上杉謙信の居城である。最初は家内と上越市の役場か観光協会の器用な若手が、町興しの一貫でやっているのかな?などと話していたのだが、そのガイドぶりには眼を見張るものがあった。
おもてなし武将隊の面々はカッコこそお茶目だが、実はルックス、トーク、知識、サービス精神のどれをとってもハイレベルにあり、とても素人とは思えない。もっとも素晴らしいのは全く照れることなく、役を演じきっていることだ。

そもそも、「おもてなし武将隊」ってなんなんだ? 
今日はその謎を紐解くことにしよう。
さっそく検索してみると…
なんと彼等はウィキペディアに出ている有名人であった。
以下はその要約になる。

ルーツは「武将都市ナゴヤ」をPRするために結成された名古屋の観光PR部隊。名古屋開府400年に合わせ名古屋市のふるさと雇用対策事業の一環として結成されたPR部隊で、全国の武将ゆかりの地に結成されている各武将隊の先駆けとなる2009年(平成21年)11月3日に名古屋城内にて結成式が行われた。緊急雇用対策のためメンバーはハローワークで募集され、オーディションに合格した女性や外国人男性を含む10名で結成された。
<途中省略>
メンバーは織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、前田利家、加藤清正、前田慶次の愛知県にゆかりのある6武将と陣笠隊(足軽)に扮し、毎日交代で名古屋城で観光案内などを行うほか、週末には演舞(殺陣)や寸劇、武将クイズ、甲冑ダンスなどのパフォーマンスを行っている。また、戦国武将ブームなどもあり歴女を初めとする女性ファンが多く、追っかけファンもでるなど人気を博しており、名古屋のローカル番組にレギュラー出演するほか、CM出演や写真集が出版されるなど活躍の場を広げている。2011年4月20日には『百花繚乱/祈り』でCDデビューを果たした。活動期間は、結成から2010年(平成22年)9月までの半年間の予定であったが、2012年(平成24年)3月まで延長され、2012年4月以降は名古屋市から独立して活動することとなった。これに伴い、武将と陣笠の一部が「卒業」している。名古屋おもてなし武将隊の成功により、全国各地で同部隊を参考にしたPR部隊が展開されることになった。

【名古屋以外の武将隊】
●奥州・仙台おもてなし集団 伊達武将隊
●越後上越 上杉おもてなし武将隊
●白石戦國武将隊 奥州片倉組
●山形おきたま【愛】の武将隊
●忍城おもてなし甲冑隊
●丸亀城バサラ京極隊
●尾張一宮武将隊
●岐阜城盛り上げ隊
●土佐おもてなし勤王党
●長久手歴史トラベラーズ
●グレート家康公「葵」武将隊
●ひろしま清盛隊

これが書かれた時点では、信州上田武将隊はまだ結成されていなかったようだが、それにしても実にうまいビジネスを考え出したものである。もう数年もすれば、間違いなくほとんどの史跡で彼等の姿を見かけることになるだろう。日本にはまだ萩や薩摩、明日香に出雲、あるいは函館、首里といったメジャーなところが山のように残されている。そしてこれはきっと儲かるに違いない!(爆) 

ガイドが無料なのは、おそらくギャラを観光協会が負担しているのだと思うが、大きなイベントにはスポンサーが付くので、客が呼べればそこから予算が引き出せる。経営としては、それで彼等の人件費が出ればOKなわけで、有名になった個々を「キャラクター」化し、ジャニーズやAKB48みたいにユニットやソロで芸能活動させれば大成功につながるだろう。おそらく仕掛け人は、そういうパイプを持つ人物… 

もしかしたら、モー娘で一山当てた「つんく」の次なる一手かも?(笑)。

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