クラブ(サークル)活動から得られる「本当の果実」 ~映画「はじまりはヒップホップ」より~

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「元気ができる面白い映画」があるのでぜひ見てほしいと、能登からサンプルCDを抱えた友人が、遠路はるばる大阪までやってきた。受け取った時はブログそのものがぶっ壊れていたため、その復旧に手間取り、感想を書くのが少々遅くなってしまったが、都会を出て能登を移住先に選んだ彼が、あえて「そういう理由」が如実にわかる作品だった。

【あらすじ】~「はじまりはヒップホップ」公式サイトより引用~

ニュージーランドの東側、人口8,000人の島、ワイヘキ。のどかな島で誕生したダンスグループ、「ヒップ・オペレーション・クルー」。 “ 世界最高齢ダンスグループ”の彼らが挑戦しているのは、なんとヒップホップダンス!94歳のスターダンサーに、83歳の元オペレッタ歌手、 主婦歴70年の93歳、杖が相棒の94歳、73歳の若手…超個性的なメンバーたちは、振り付けを考えるのも一苦労。 そんな中、彼らのマネージャーで振付師でもあるビリーがある目標を提案する。それは…エンターテインメントの最高峰・ラスベガスで行われる 世界最大のヒップホップダンスの大会に出場しよう!!
耳慣れないリズムに、昔のようには動かない体。持病もあるし、なにかあれば家族に迷惑もかかる。ラスベガスまでの旅費もないし、パスポートもない。 前途多難ではあるけれど、それでも彼らには“ 勇気”がある。悪戦苦闘もジョークで笑い飛ばしながら、メンバーは一つ一つの問題を乗り越え、「ラスベガスに行く」 という夢のために一直線に進んでいく。新しい世代や音楽との出会いを楽しみ、「今が一番楽しい!」と語る前向きでチャーミングな彼らの姿に、笑顔をもらえること間違いなし!

ヒップホップといえば、ラップやDJ、あるいはブレイクダンスのようなお年寄りとはおよそ縁遠いものを想定するのだが、この映画では、それは生きるための「目的」だったり、人との交流の「ひとつの媒介」あるいは「きっかけ」にすぎない。
ゆえにタイトルには、「はじまりは」という前置きがつけられている。「はじまり」があるからには「最後」もあるわけだが、制作サイドがこの映画を見た人々に意図しているそれは、娯楽映画のような一時的な感動や感銘ではなく、実際の行動に結びつく「共感」あるいは「共鳴」なのだろう。

筆者は「車中泊クラブ」というサークルに時折顔を出させていただくのだが、そこにも似たようなストーリーが存在する。「それぞれが何がしかの悩みを抱える現代人」が、年齢や地域を超えて、通じ合ったり支え合ったりできる場が、趣味のコミュニティーだ。

そこに馴染むことができれば、薬に頼らずとも、同年代・兄弟・親子・あるいは祖父母と孫。血はつながっていなくても、様々な視野を持つ「仲間」とのふれあいで、傷んだ心が救われる。ゆえに真の意味で、この映画を好意的に見てくれるパトロンは、きっとその経験がある人達になるはずだ。

いいものを見せてくれた友人に、この場を借りてありがとう!

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