使える「布製タイヤすべり止めカバー」  オートソック

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従来のタイヤチェーンとは、まったく別物

タイヤチェーンは、素材と形状で幾つかのタイプに分かれているが、通常は「金属型チェーン」か「非金属性チェーン」の素材分類から、製品選びへと進む。

両者の長所・短所を手短に説明すると、「金属型チェーン」は比較的安価で、収納性も高いが、乗り心地が悪い。いっぽう写真の「非金属性チェーン」は、装着の簡単さと走行時の静かさには優れているが、価格と耐久性で金属型に劣る。

布製タイヤカバーは、タイヤに装着する点では、チェーンと共通しており、「第3の素材」のようにも思えるが、雪道を滑らずに走行できる構造面から捉えると、むしろスタッドレスタイヤに近い製品であるといえそうだ。

その名の通り、タイヤにかぶせるだけなので装着は極めてに簡単。そのうえ、軽くてコンパクトなだけに、車中泊の旅には適していよう。だが、耐久性と走行スピード、そして何より、高速道路の「チェーン規制」に適合しない場合があるという課題も今は残されている。

魅力はスタッドレスタイヤとの併用

メーカーの宣伝を見ると、ノーマルタイヤとのマッチングを目指しているようだが、むしろこの製品はスタッドレスタイヤの「補助アイテム」として使うのがベターなようだ。

つまりスタッドレスタイヤのグリップ力が衰え、スリップする危険がある時に布製タイヤカバーを履いて、局面を乗り切る。従来はその役割をタイヤチェーンに委ねていたのだが、ワンポイントで使うだけなら、布製タイヤカバーで十分だろう。それなら、高速道路の「チェーン規制」もまったく問題にならない。

ちなみに、ノルウェーで開発された「オートソック」は、瞬くうちにその性能が認められ、現在では国内自動車メーカーが純正オプションとして採用している。布製タイヤカバーは「オートソック」以外にも、同類商品が市場に出回っており、今後はますます選択肢が広がっていくと予測される。タイヤチェーンが店頭から姿を消す日が来るかもしれない。

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