キャンピングカーWiz プロモデル化への道

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1ヶ月以上の長旅に耐えられるプロモデル仕様へ

ゴルフや釣り用品では、よく「プロモデル」という言葉が使われる。最近ではどこかのキャンプメーカーもそういうテントを発売しているようだが、キャンピングカーの「プロモデル」は、使うプロのカテゴリーによって異なるはずだ。その意味からすると、このクルマは「クルマ旅のプロモデル」といったところだろう(笑)。

ソーラー発電システムの搭載

取材先で執筆することがある筆者にとって、Wizの弱点は「電力」だった。

旅先では冷蔵庫を24時間稼働させるうえに、夜はルーフベントやテレビにも電気を使う。そこへ長時間パソコンを稼働させるとなると、さすがに走行充電だけではサブバッテリーへの充電が追いつかず、執筆時は電源サイトに頼らざるを得なかった。

ちなみに、Wizには最初からソーラーパネルを搭載したモデルがあるが、筆者は未搭載の新古車を購入したため、後付する必要があった。

ただ、屋根にはサンルーフとルーフベントが設置されているため、横置きしかでないうえに、Wizの純正パネルはパソコンを長時間稼働させ続けるには発電容量が足らず、搭載するソーラーパネル探しは難航した。ネットに廉価で大量に出回っている1100センチ幅のソーラーパネルでは、車検に通らない危険性があったのだ。

幸いにも、1050センチ幅で100ワットを発電する格安のソーラーパネルが見つかり、電力問題は大幅に改善。

約60日間に及んだ2013年の取材旅では、電源サイトを5日ほど利用しただけで都合140ページ近い原稿を書き上げることができた。通常の連載だけでなら、電源サイトは不要だったかもしれない。

リアにバイクキャリアを設置

またソーラーシステムの搭載に合わせて、バックドアにバイクキャリアを設置した。

バイクキャリアは、フレンディーの時代から搭載してきた愛用品で、トレッキングや釣り、さらにはダッチオーブンを使った野外料理シーンの撮影などを行うために、それらの機材を積んで走る際に重宝する。

自転車を搭載するキャリアなので幅が広く、多少ワイドなものでも積むことができる。車内に収まりきらない荷物だけでなく、ゴミのように匂いがするもの、あるいは雨に濡れて元通りにたためないシェルターなどを載せる際にも役に立つ。

リアビューモニターを設置

筆者はリアにウェアを吊るしているため、走行時はサイドミラーでバックを確認していたのだが、メインのカーナビゲーションを買い換えた際にバックアイカメラを追加して、ルームミラー代わりに後方が確認できるリアビューモニターを搭載した。これでパトカーが死角に入っても安心だ(笑)。

また現在はドライブレコーダーも搭載している。ただし、電波障害でサブとして使っているパナソニック・ゴリラが頻繁にフリーズを起こすようになったのは誤算だった。いろいろ改善策を試みたが、パナソニックもオートバックスも解決できず…お手上げ。

次は筆者がDIYした改造部分のご紹介。

ハンギングポールを設置

オリジナルのアイデア集でも紹介しているが、フレンディー・ハイエーススーパーGLと踏襲してきたハンギング機能を、Wizではリアに設置した。ここに取り付けると、車外から出し入れしやすく、またバックドア・オープン時の車内目隠しにもなる。

長尺物の収納庫を設置

Wizはベッドの下にキャンピングギアの収納スペースがあるが、仕切りがないので傘やポールのような長尺物の適当な収納場所が欲しかった。そこでDIYしたのがベッドスペースの片隅を利用した専用ケースだ。

入れるのは細いものばかりなので、奥行きは20センチほど。これを載せてもベッドにはまだ160センチほどの長さが残る。幸いにも我が家は「小人家族」なので、少し斜めに寝れば支障はない(笑)。

気になるシルバーのポールは、Wizのシートを座席使用するためのもの。それをストッパー代わりに利用することで、走行時のズレを防いでいる。

同時に、シート下の荷物がダイネットに侵入してくるのを防ぐ「壁」もDIY。これなら多少の下り坂や急ブレーキ時でも、荷崩れして荷物が飛び出してくることはない。ストッパーのポールがちょっと斜めなのは余興。筆者の中学時代の図工の成績は3だ!(爆)

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今度はWizの不備をカバーするために行った内容を紹介しよう。どんなキャンピングカーでも購入当初から「パーフェクト」とはいかないわけで、オーナーは誰もが多かれ少なかれ、使い勝手を良くする努力をしている。

外部電源口の移設

このボディーの裏に取り付けられていた「外部電源の差し込み位置」は、購入時から気に入らなかった一番のポイントである。ただでさえ差し込みにくい形状なのに、この位置では膝をつかなければ接続できず、雨や雪の日は大変な作業になる。

あれほど絶妙な車内レイアウトができるのに、Why? アネックスは車内と車外の設計者は別人なのか?

そこで接続口をリアに移設。ここなら立ってバックドアを屋根代わりに作業できる。ちなみに現行車は既にこの位置に改善されている。

ところで、なぜ差込口が2つあるの?

実は、移設と同時に車内のサブバッテリーから車外に電気を引き出すためのコンセントを追加した。

こうしておけば、虫が多い真夏や暖気が漏れる真冬に、クルマを完全に閉めてもシェルター内で電気が使える。上が従来の外部電源口で、下がサブバッテリーから車外に100ボルトの電気を取り出す際のコンセントで、反対側が普通のコンセントになっている専用コードを使用する。

これだと道の駅などで「盗電」される心配がないわけだ(笑)。

シンクの蛇口を交換

Wizのシンクは、運転席の後ろに座席と並行するように配置されている。停止時にはすこぶる使いやすいレイアウトなのだが、筆者には購入時から運転中にちょっと危惧する点があった。

そして… その不安は北海道取材の最中に、ものの見事に的中した。

Wiziのシンクの蛇口は、この写真のように上下式になっている。上の写真を見れば気づくと思うが、キッチンテーブルは助手席からバッグを置くのに好都合な位置にあるため、家内はついついそうしてしまうのだが、その際にバックのショルダーストラップがこのスイッチに引っかかり、水道がオンになってしまう危険があった。

運悪く、その日はタンクに水を入れていなかった。

おかげで給水ポンプのモーターが焼け、取材旅の途中でシンク機能が使えなくなるというトラブルに見舞われたのだ。

幸いにも、その日のうちに札幌にあるアネックスの提携店舗で修理が受けられ、大事には至らなかったが、この際に蛇口も交換してもらうことにした。

コックを左右に回すタイプ。たったこれだけのことで、もう同じようなことは二度と起こらない。

実は同様のトラブルを、筆者の知人で同じWizに乗る2人のオーナーが経験している。アウトドアで使うキャンピングカーのインテリアは、オシャレ感よりもトラブルの生じにくい機能を優先していただきものである。

ベバスト・コントローラーを交換

ベバスト社のFFヒーターに標準でついているコントローラーは、丸いアナログのダイヤル式だが、タイマー設定をすることができない。

一応サーモスタット機能があるので、ある程度暑くなれば自動で送風は制御されるが、筆者の場合は家庭で使うヒーターほどのデリケートさを感じることはできなかった。

そこで写真の高性能なデジタルタイプと交換している。

通称「ベバコン」と呼ばれるこのコントローラーは、1度単位での温度設定ができるほかに、タイマーによるオンオフもできる。特に真冬は寝る時よりも朝方に冷え込むので重宝する。また通常時はサブバッテリーの電圧を表示してくれる。

リモコンキーを追加

購入当初はそうでもなかったのだが、2015年あたりからハイエースの純正リモコンキーの「効き」が悪くなり、2つのリモコンキーを追加した。ひとつはリモコン・ドアキーで、上の写真のキーがないタイプ。ペアになっているのでひとつは家内が使っているが、個々が好きな時にクルマに戻れるので便利になった。

ハイエースのキャンピングカーに乗る人には、筆者と同じ悩みで困っている人が多いようだ。原因は他に搭載している機器との「電波障害」というが、トヨタでもこれは解決はできなかった。

ちなみに、このキーの存在は富良野で同じハイエースに乗るご年配から教えていただいた。その購入先はこちら。

もうひとつはリモコンエンジンスターターと呼ばれるもので、マイカー通勤されている方の中にはご存じの方も多い代物だ。

本来は、出勤前に家の中から遠隔操作でクルマのエンジンを始動させ、エンジンを温めておくための機器だが、筆者は違う目的で使用している。

その方法はご想像におまかせしよう(笑)。

フトントカーテンを設置

フロントカーテンは、車中泊時や撮影などでクルマを離れる時に、車内を目隠しするのが簡単になるだけでなく、狭い車内を広く感じさせてくれるスグレモノだ。

ボンゴフレンディーには自作で取り付けたが、不器用な筆者の腕では、キレイに取り付けることができなかった。そこで今回はプロにお願いして、頑丈でビューティフルな仕上がりにしていただいた。

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