ロッジシェルター(ロッジテント)のメリットとデメリット

ここ数年、フィールドで薪ストーブを見かけることが多くなったが、筆者たち「三丁目の夕日」世代は、薪ストーブといえばミネルバに代表されるロッジテントを思い出す。やっぱり煙突にはトンガリ屋根が似合う。

だが… そのロッジテントやシェルターが、今では「とんと見当たらない」のだから困ったものだ(笑)。

ロッジテント

これは昔の小川テントが生産していた「フォルセッティー」という名のロッジテントで、筆者がキャンプを始めた当初によく使っていたモデルだ。

もちろん既に「ミネルバ」や「デイラ」は存在していたが、ファミリー用に発売された廉価版の「フォルセッティー」は、云ってみればロッジテントのエントリーモデルと呼べる機種だった。

中には吊り下げ式のテントルームがあり、リビングスペースとほぼ半々で使用することができたが、天気の良い日は写真のようにキッチンを外に張り出して広く使った。

ランドロック

そのスタイルをドームで定番として踏襲しているのが、スノーピークのランドロックだ。他社でも時折類似の製品が発売されるようだが、定番としていつでも店頭にあるかどうかはわからない。

ミネルバ連結

だが、如何せん単独では4人家族で寛ぐには「狭い」(笑)。そこで筆者たちは、上の写真のようにドームテントを連結する「シェルター仕様」へと移行していった。

それからしばらくして、小川テントの「リビングシェルター」が発売される。これは紛れもなく日本で最初に作られた本格的なシェルターといえる製品だ。

写真はⅡなので初代の改良版だと思うが、上の「フォルセッティー」と共生地で「合体」できるようにもなっていた。リビングシェルターは現在でもまだ生産されているようだ。

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ミネルバ内部

さて。ロッジテントは中にテントを吊るさなければ、リビングには驚くほどのゆとりが生まれる。

それが真冬に薪ストーブを使う発想につながった。

薪ストーブキャンプ

そして、ここにもスノーピークの技術が生きている。

リビングシェル

ここまでのストーリーでおわかりの通り、現在のスノーピークの主力アイテムには「フィールドモデル」がある。すなわち、悪く云えば「キャンパーが培ったアイデアのぱくり」だ(笑)。

ただ、逆に言えば小川テントは圧倒的に優位な立場にありながら、それを商品化するだけの先見性がなかった。いっぽうのスノーピークは、ものの見事に「ハイリスク・ハイリターン」を実現し、株式上場という快挙を果たしている。

筆者はたまたま、スノーピークが製品化する前に小川のテントを揃えていたから、こういう写真を保有しているにすぎない。もしキャンプを始めるのが5年遅ければ、たぶんロッジテントは使っておらず、「ランブリ族」の草分けになっていたと思う。まだその頃なら、筆者の財力でもきっと全部買えただろう(笑)。

サウスフィールド

さて。本題はここから…

ロッジシェルターは直線的な構造なので、薪ストーブがレイアウトしやすく、写真のような「使い方」に関するハウツーも公表されている。

<参考> 薪ストーブで冬キャンプ

ただし、薪ストーブというのは厄介な代物で、ちょっと煙突にフライシートが触れるだけで、たちまちシェルターがパーになってしまう危険性を秘めている。

サウスフィールド2

つまり、宴会には「エース」は使えない(笑)。
そんなわけで、筆者は長年サウスフィールドの廉価なロッジシェルターを併用してきた。

また安いと云うのは、ポールは細くフライシートも薄いということ、すなわち軽くてコンパクトに収納できるメリットもある。ゆえに、こんな使い方もしていたこともあるくらいだ(笑)。

ハーフシェルター

しかし頼みのサウスフィールドも、ロッジシェルターの生産を終了し、一時は完全に市場からその姿を消してしまった。

TMLシェルター

だが幸いなことに、現在はTMLが別注というかたちで29376円という値頃なロッジテントを発売している。ただし素材はそれなりで、質感としてはサウスフィールドのモノより明らかに劣る。

とはいえ、これが「定番」になることはないと思うので、欲しい人は早めに決断するほうがいい。普段のキャンプで薪ストーブを使うには、このくらいのプライスでないと「安心しては眠れない」(笑)。

TMLシェルター2

最後に

設営

ロッジシェルターの良いところは、どれも全部「建て方が同じ」であること。実はそれがドームシェルターとのいちばんの違いと云える。立てやすく、しまいやすいというのは、テントの根源的な課題だ。筆者の友人には、ドームシェルターは「夫婦喧嘩の元」という人もいる(笑)。

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