車中泊で大切なのは「居心地」

車外のち車内で、キャンプの醍醐味を味わう

筆者は車中泊を始めるまで、テントキャンプで家族と一緒にアウトドアや旅を楽しんでいた。それを思えば、テントやシェルターの設営と撤収作業がない車中泊は確かにラクで簡単だ。もちろんキャンプサイトを利用しないのなら、道の駅で十分と思う人もいるだろう。

しかし、その是非を問う前に… ひとつ確認したいことがある。

それは居心地だ。

本州では、道の駅での車中泊のマナーがよく話題にのぼる。

だが格安で質の高いキャンプ場があれば、それ以前に「どちらの居心地が良いか」という根源的なことが先行するはずだ。それは車中泊環境が理想的に整った北海道に行けば、誰もが気づくことでもある。

テントキャンプの辛さは、設営と撤収に集約されている。

だが、車中泊にはそれがない。

だからキャンプサイトは不要ともいえるのだが、視点を変えれば、それはテントキャンプから辛い要素だけが省かれた、合理的なキャンピングスタイルともいえるわけだ。

車中泊の旅人が、積極的にキャンプ場を利用する・しないには、テントキャンプのキャリアが大きく起因している。ゆえに、経験のない人にその良さを伝えることは難しい。

だが、自然の中に身を置き、日暮れから焚き火を囲んで、虫の声や、せせらぎなどをBGMに野外料理を味わったり、お酒を飲むのは如何とも言い難い贅沢である。伴侶や気のおける仲間がいれば、なおさらだ。

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