薪ストーブで冬キャンプ

筆者が家族とともにテントでキャンプを始めて、今年でちょうど20年が過ぎた。

オートキャンプ

最初は季節を選びながら、子どもたちの成長とともに徐々にフィールドとキャンプシーズンの難度を高めてきたわけだが、子供が離れ、キャンピングカーとなった現在でも、年に一度は「やりたい」と思うのがウインターキャンプだ。

オートキャンプ

最初の頃のウインターキャンプは、電源サイトのある高規格オートキャンプ場に行き、「石油ストーブ」と「ホットカーペット」を使っていた。

石油ストーブ

シェルターの中をストーブで暖め、テントの床にホットカーペットを敷けば、水道が凍るほどの厳冬期でも、全く寒い思いをせずにファミリーキャンプは楽しめる。
筆者の世代は、そんな「モダン・オートキャンプ」の走りにあたるのだろう。もちろんその頃は、あのスノーピーク社もまだリビングシェルを発売していなかった時代である。

薪ストーブ

代わりに全盛を誇っていたのが、小川のロッジテントだった。
当時の小川テントには、薪ストーブが組み込める仕様になったミネルバSWというモデルがあり、ロッジテントの屋根に煙突を突き出し、時折白い煙を出しながら、いいオヤジ達が仲間とキャンプを愉しんでいる姿に憧れた。
トヨタのCMではないが、そんな様子を見て「いつかは薪ストーブ」と思っていたのは、たぶん筆者だけではないだろう。

ミネルバ2

それから数年が経ち、SWではないが今は製造を終了しているミネルバ2と、ホンマの薪ストーブを手に入れた。
さすがにテント泊は卒業し、車中泊にはなっていたが、この2つがあれば、記憶から消えることのなかった「あのオートキャンピングスタイル」が可能になる。

薪ストーブキャンプ

昼間からサイトに陣取り、ダッチオーブンで酒の肴を作りながらチビチビ飲み、眠くなればシェルターの片隅に広げたGIコットの上に寝転んで昼寝をむさぼる。
もちろん、ナバホ柄のブランケットは、ランドネ姉さんたちよりも遥か前からの愛用品だ(笑)。

スポーツマンクッカー

オーバルのダッチオーブン「スポーツマン・クッカー」でブリのカマを蒸し焼きにする。驚くほど濃厚な味が身に浸透し、魚のホルモンが、この上ない肴に生まれ変わる。

土手煮

牛スジ肉をダッチオーブンで甘味噌仕立てに煮込む「どて煮」。コトコト長時間煮込むのに薪ストーブはちょうどいい。

ギター

日が射せばシェルターから出て、焚き火を燃やし、「古いギターをボロンと鳴らそう」。

さすがにいまさら「結婚しようよ」なんて歌わないけど。(笑)

まさにオヤジの1日、そして今や筆者の「日常」とは真逆の時間がそこにはある。

薪ストーブ

そのうえ、雪でも積もろうものなら、気分はまさに「絶好調・最高潮」だ(笑)。

雪中車中泊

世の中には、「車中泊は道の駅でするもの」、逆に「キャンプはテントで寝るもの」と決め込んでいる人もいるが、こういう車中泊もある。筆者はこういうスタイルを、リアル・オートキャンプと呼んでいる。

【関連記事】 薪ストーブとダッチオーブンの「いい関係」

これから先は、薪ストーブの「買い方」と「セッティング」について記載する。

【薪ストーブで冬キャンプに、お勧めのテント】

薪ストーブは煙突から煙が逆流しないよう、セットではなくバラ売りで以下の必要なパーツをそろえる。煙突の長さの目安は横1:縦2だ。

煙突は倒れないよう、パイルドライバーで固定が必要。

パイルドライバー

あとはテントが熱で焦げないよう、コンパネで「トンネル」をDIYする。またストーブと直結する横の煙突の高さを水平に調節する「台」も必要だ。

141110木のトンネル

最後に…
メッシュと一体型になったシェルターを使う時は、ストーブの煙突周りをロープやペグでしっかり固定し、突風などで揺れて当たらないように気をつけよう。特にメッシュは熱に弱いので、当たらなくても近づくだけで溶けてしまう場合がある。

できれば、薪ストーブにはスノーピークのような高価なシェルターよりも、焦げてもあきらめのつく安物を使うほうがいいかもしれない。

スノーピーク

うちはそういう時は、安全な石油ストーブを使っている。

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