キャンピングカー用 ソーラー発電システムの実力は?

アネックスのハイエース・キャンピングカーWizに乗り換えて1年が経過した。北海道2回、東北3回、四国、九州各1回、年間走行距離4万キロ弱、車中泊数約100泊。これがザクッとした昨年の使用実績である。

カーネル本誌と車中泊コースガイド執筆のため、一昨年もフレンディーでほぼ同様の取材旅を行ったが、いずれも旅の途中では電気不足に苦しんだ。特にWizは冷蔵庫が電気なので、長期になるとそれがボディーブローのように効いてくる。

冷蔵庫

もちろん取材では距離を走るので、ある程度は走行充電で補えるのだが、画像の整理や原稿作成でパソコンの長時間使用が重なれば、それに耐えうるだけのキャパは確保できない。サブバッテリーは105ahのダブル搭載なので、正確には慢性的な「充電不足状況」だった。

筆者はマンション住まいながら、2Fなので夜間は部屋から外部充電ができなくもないのだが、それでは空っぽに近くなったサブバッテリーを満タンにするにはほど遠い。またオートキャンプ場の電源サイトに入っても、1泊2日で夕刻着・朝立ちとなれば、サブバッテリーの充電という意味では、ほとんど「慰め程度」にしかならなかった。

ソーラー

打開策は「ソーラー充電」しかない…
それはWiz購入後3ヶ月も経たないうちから分かっていた。ただ昔に比べてソーラーパネルのコストが下がったとはいえ、費用とスペックの両面から搭載への踏ん切りがつかず、1年を経てようやくその折り合いがつくシステムが見つかった。サンルーフとルーフベントが屋根にあるWizの場合、ソーラーパネルが設置できる場所は限られている。

スペックの問題は、そのスペースに収まる高出力で廉価なパネルがなかなか見つからなかったことにある。ソーラーパネルのワイドが1200ミリになると、枠組みしたパネルを載せたままでは車検に通らない可能性があるため、ネット上の大半の廉価パネルはリスキーで使えない。その点、アネックスのオプションに使われている薄型のパネルはコンパクトでその心配はないのだが、65Wと今にしては発電量が少なく、費用も今回のセットの2倍かかった。

さて、搭載したのは100Wのソーラーパネル。発電は天気次第になるため、1日あたりの発電時間を3.5時間と仮定すると
100Wh×3.5時間=350W 
12Vバッテリーでは
350W÷12V=29.1Ah
これにソーラーパネルからコントローラー、さらにコントローラーからサブバッテリーへの移動ロス率を加味すると、約23.5ahが1日あたりのサブバッテリーへの充電量になる。つまり充電に必要な日数は
(105ah×2本)÷23.5ah=8.9
年間平均でいうと、約9日間青空駐車場に置いておけば、フル充電される計算になる。

これをどう受け止めるかは人それぞれだが、筆者は一度フル充電されれば、電子レンジでもガンガン使わない限り、半分ほどの使用で充電が繰り返されると思うので、体感的にはほとんど電気不足を感じなくなると考えている。次回の長期取材は7月から始まる北海道ツアー。それまでにはほぼ間違いなくフル充電状態になりそうだ。

PS

帰宅後の報告

0625仕事シーン

ソーラーは想像以上に充電効果が高かった。60日間の旅で、電源サイトのお世話になったのはわずか2度。仕事でパソコンをフル稼働させてなければ、一度も外部充電せずに済んだと思う。

記事の一覧はこちら

スポンサードリンク