被災時にも有効。ミニバンを簡単に、寝心地抜群の車中泊カーにする裏技

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この方法のメリットは、クルマ本体に手を加えなくても済むことと、設計図をきちんと書いていけば、ホームセンターでもっとも厄介なコンパネのカッティングをしてもらえることだ。

つまり、まったく工具を必要としないため、ご年配や女性でも簡単に作ることができる。

筆者がこの方法を考え出したのは1999年。既に当時のクルマは廃車されて手元にないが、20年近く経過した現在でも、これが最善といえるほど、ミニバンは車中泊用に進歩していない(笑)。 制作にはいくつかの留意点があるので、順序を踏まえながら紹介していくとしよう。

シート

もっとも大事なのはコンパネの正確な大きさだ。クルマのカタログで安易に車幅を調べて裁断すると、車内に収まらない場合がある。シートなどに突起物等がないかを実際に目で確かめ、シートの大きさをメジャーで実寸しよう。

延長

またベッドスペースの長さが足りない場合は、運転席・助手席との空間をカバーする「はみ出し分」も加味しなければならない。設計図が必要なのは、それらを漏らさないようにするためだ。

【製作時の留意点】

ホームセンター

あらかじめベッドスペースにあてるシートの前後左右を測っておき、ホームセンターで12ミリ程度のコンパネを買って、機械で裁断してもらう。パネルは、持ち運びと保管がしやすいよう、2枚に分割するほうがいい。

分割パネル

筆者はコンパネに銀マットを貼って、その上にすべり止めをつけた。またパネルが左右にずれないようスリットを入れて固定できるようにしていた。

【ベッドメイキング】

ベッドメイキング

シートの凸凹をクッションやタオルで埋め、パネルを載せてもガタつかないようにする。

ベッドメイキング2

その上にカットしたパネルを敷く。

ベッドメイキング4

好きな布でシートとコンパネを隠し、上にマットを敷けば出来上がり。

少し余談になるが…

リアゲートキッチン

筆者は、購入時にボンゴフレンディーを「5人乗り」登録していたので、3列目のシートスペースがフリーに使え、そこに車内側が「カウンターキッチン」になった、リアゲートキッチンをセッティングしていた。そのおかげで雨や寒い日でも、車内でゆっくり温かい食事を食べることができたわけだ。

リビング

しかし、一度8(7)人乗りで登録した車両からシートを外すには、「乗車定員変更」の手続きが必要となる。その手続きをしなければ次の車検に通らないのだが、整備業者に申請代行を依頼しても、今はどこも陸運局から簡単に許可が降りないのが現状だ。5および3ナンバー車の「改造」が、実質的に不可能と云われる理由はそこにある。

ノーマル

そこでお勧めなのが、ベッドスペースにセカンドシートとサードシートの座面までを使用するこのカタチだ。

リアゲート

サードシートの背もたれから、バックドアまでのスペースを活用するこのラックは「積載物」扱いで、車検にもそのまま通る。マットを除けば、ベッドと合わせて材料費は1~2万円程度でおさまるだろう。

ゆえにこれが、現在のミニバンによる、「スマート車中泊」の”理想形”になる。

ラウンジマール

なお、ベットマットは出し入れに手間がかかるエアマットやインフレータブルマットよりも、折り畳むだけで済むマットレスタイプのほうが扱いやすいし、汎用性にも優れている。

写真は防水加工されたラウンジマールという車中泊用に作られたマットだが、年に数回しか使わないのなら、1980円のスポンジマットレスでも寝心地に大差はない。

軽

補足として、軽自動車のワンボックスカーは、こういう使い方で就寝スペースを確保している人が多い。その分荷物は載せられなくなるが、キャンプをしないなら、特に困ることはないだろう。

PS

なお、現在はトヨタのノアのような人気車種向けに、トランポなどを扱う業者から、改造不要の専用キットが販売されているようだ。おシャレにしたい人は、こちらのページを参考にしてみるといい。

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